科学研究費成果
基盤研究(C):末梢静脈拡張に対する温熱刺激と用手法の併用効果の検証(課題番号19K10827)
研究の概要
末梢静脈穿刺時に温熱刺激と様々な用手法を併用した場合の有用性について検討している。
挑戦的萌芽:末梢静脈穿刺困難時の看護援助プロトコールの構築(課題番号 16K15895)
研究の概要
末梢静脈穿刺困難者に対する看護援助を研究し臨床看護への応用を目指している。サーモグラフィや超音波などの機器を活用するなど新しい取り組みにも挑戦中である。
引用:サーモグラフィを活用した表在静脈の描出に関する基礎的検討,
中村友樹,佐々木新介.Biomedical Thermology,2019;38(1),26-31.
若手(A) :末梢静脈穿刺時の血管拡張を促す温罨法用具の開発と有効性の検討(課題番号 26713056)
研究の概要
血管拡張は加温によっても促されるため、末梢静脈穿刺時に活用可能な温罨法用具の開発を目指している。現在、試作品を作成し加温よる血流増加、血管拡張効果を検証しており、今後も改良を重ねる予定である。
開発中の罨法用具
試作品A
試作品B
実験結果
試作品による上肢温罨法により、皮膚表面温度の上昇と血流増加効果を認めた。
超音波診断装置を用いて罨法による効果を評価(血管断面積を計測)
本研究室が所有する実験機器
- 超音波診断装置
- サーモグラフィ
- 静脈可視化装置
- レーザドップラー血流計
- 温度センサー、騒音計 他